特許権侵害訴訟(0)

訴訟

訴訟提起前

「特許権を侵害しているから販売を中止しろ」と書いてある書類が届いた!

届いた書類のタイトルは「警告書」かもしれません、「通知書」かもしれません、、、いずれにせよ他社から「貴社が販売している製品〇〇〇は、弊社の特許権(特許第〇〇〇号)を侵害しているから、上記製品の販売を即刻停止することを請求いたします。・・」というようなことが書かれた書類が届いたら、慌てず、騒がず、でも決して無視せず、お付き合いのある弁護士又は弁理士(以下、専門家とも記載。)がいるのでしたらその方々にすぐにご連絡してください。もしお付き合いのある専門家がいない場合又はお付き合いのある専門家の都合が悪い場合は、ぜひ弊所にご連絡ください。

えっ、こんなんで特許になるの?

届いた書類に書かれている特許の中身を確認してみたら、、「えっ、こんな当たり前の技術でも特許になるの?」、、と思うようなものかもしれません。でも一見当たり前の技術が特許として登録されてしまうことはありますし、そういう特許を侵害しているという理由で裁判を起こされてしまうこともあります。そして、私もそういう裁判の被告の補佐人になったことがあり、被告である会社の社長さん、社員さんが「こんな特許が認められるなんておかしい」、「こんな特許で侵害だとか言って、裁判を起こすなんてむちゃくちゃだ」と憤慨するお気持ちもよく分かります。。。でも、憤慨するだけでは何も解決しません。そんな特許が認められるべきではない理由(特許無効理由)を至急探さなければなりません。

それでも無視せず、返答する

警告書等に対しては、専門家に相談の上、無視せず返答しましょう。警告書等を送ってきた会社に「訴訟を起こしても勝ち目は無さそうだな」と思わせることができるような返答をすることで、それ以降は相手がおとなしく引き下がる場合もあります。

しかし、そうでない場合もあります。警告書等を送ってきた会社の社長さんに、相手方の専門家が「訴訟を起こしても勝ち目はあまり無さそうです」と説明したとしても、その説明を聞いた社長さんが「それでもいいから訴えたい!」と言ったら、、、裁判になってしまいます。

タイトルとURLをコピーしました